こんにちは。晩婚&高齢出産経験者のにい子です。
タイトルには『理想と現実』と書いたんですが、実のところ私は結婚に理想も夢もクソ(!)も持ち合わせていませんでした。
むしろ「結婚なぞ、するだけ損」というスタンスで20代を過ごしていました。
私の父は私が11歳のときに病気で他界しました。それまで専業主婦だった母は働き出し、私と兄を大学まで出してくれました。父方の祖父母と同居していたので、年金もあったとは思うけれど、生活に(たぶん)余裕は無かったはず。母はその後1人で義理の両親の介護をやり遂げます(父は一人っ子だった)。
その苦労を目の当たりにした私は、結婚する意味をあんまり見いだせずにいたんだと思う。
当時は子供もあんまり好きではなくて(ふれあう機会がほとんどないし、あってもどう接していいかわからなかった)、欲しいという気持ちも皆無だったから、自立して好きな仕事をやっていこうとそれがいいなと、自然とそういうスタンスになっていったのです。
実際恋愛に時間を割くのも「なんか面倒くさい」となり、長続きしたためしも無く(笑)。
27、8歳になると周りも結婚の話を振ってくるけど、私は会社でも『結婚のメリットってなんですかねえ?』と素でいい放ち、そこにいた人達を固まらせた事もありました(笑)。
当時の上司が私に『にい子!結婚はメリットじゃない!情熱だ!』と松岡修造のようなことを言い、『なんじゃそら』と思った記憶が鮮明に残っています。。。(;´Д`A
でも、30歳を過ぎた時、結構心境の変化がありました。周りにステキなご夫婦が増えてきて、『1人でも生きていけるけど、ずっと1人は寂しくないか?一度は体験してもいいんじゃないかな?』という気持ちが芽生えてきたのです。
そんな時にふらりと現れた丸腰な男、それが今の夫になりました。