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元ワーママとして過ごす中で、子育てや生活の中で思ったことや経験をつづる徒然ブログです。

台風と暴言

関東地方に台風が直撃した日、私は夫にラインでケンカを売った。

その一言を入力して紙飛行機マークを押す前、きっとこれを送ると夫は怒るだろうと思った。それをわかった上で送り、そしてその通りになった。

 

夫が仕事中に私のラインに返信をくれている。いつ警報が出るか、何時に子供たちを迎えに行けば安全か、どのルートでどの順番でいけばいいか・・・もちろん私も仕事中なのだけど(!)ちゃんと返信をくれるやさしい夫にケンカを売らずにいられないほど私の心は荒んでいたのかな。それはなんで?

 

原因→迷いと不安

 

その日は朝から迷っていた。迷いまくっていた。台風が来る。関東地方に直撃の予報。

会社を休むか、午後休をとるか、早退するか・・・会社が早めの帰宅を勧めてくれるかもしれない(それは期待薄と分かっていたけどね)。

車の免許を持っていない私は子供達を徒歩で迎えに行くしかない。大雨と強風(予報)の中、1年生と年中の子供を歩かせること、しかも上の子には学童→保育園→家と30分ほど歩かせることになる。早めの判断が必要と思っていた。

とりあえず、朝はそこまで天気も荒れてないので会社には行かねば、と出勤。

仕事をしていると外の様子は全く分からない。お昼にランチに外に出ると結構な風と雨。不安で仕事に集中できなくなっていった。

案の定、会社では早く帰宅するようにとのお達しはない。とはいえ自分だけ早退するとはなかなか言い出せない。でも不安と心配は募る一方…そのうち暴風警報が発令された。

結局16時半までの仕事を30分だけ早く上がらせてもらえるように上司に了承を得てバス乗り場に行った。

バス乗り場でバスを待っていると上の子の学童からお迎えの要請コールがあった。私の判断は遅かったのか?それとも妥当だったのか?

朝からずっと自分の判断に自信がもてず、不安ばかりだった。

 

途中経過→うらやましい

自分の判断が正しいのか、まだ会社にいていいのか、暴風と雨の中子供たちを歩かせて大丈夫か・・・天気予報を何度もみるけど、結局は自分で判断してスケジュールを調整するしかない。いつもこうやって正解のない判断を続けている気がする。

子供が生まれてからずっと子供の成長に合わせて自分の生活サイクルを調整し続けている。夫の転勤、上の子が小学校に入学するとき、そして夏休みに入ってから。特に夏休みのタイムスケジュールは雨が降ったら破綻してしまいそうな、そんな期間限定だけど綱渡りのようなもの。日々それを無心にこなしていた。そんなだから、台風に軽く吹き飛ばされてしまうのも当然か。

夫は上の子が小学校に入学するとき、そして夏休み、それ以外の時にも、少しでも自分のスケジュールを調整しよう、自分の生活スタイルを変えようとしたことがあるのかな。それともそんな必要はないと思っているのかな。私にはわからない。少なくとも、そんなそぶりは皆無の様に見えた。

心のどこかで積もり積もってくすぶっていた不満が、台風という非常事態の中でも、いつもと変わらず過ごしている(ように見える)夫に対してその瞬間猛烈に膨らんでしまった。そして、不安と後悔に煽られて言ってしまった。

 

「パパは気楽でいいね」

 

結論→甘え方間違た?

結局、子供達と無事に帰宅。ずぶ濡れにはなったけども。

心配も不安も後悔も取り越し苦労だったとは思えないけど、過ぎてみればあんなに悩む必要があったのかわからなくなる。

とにかく、肉体的にも精神的にも疲れ果てた一日だった。

 

そもそも、何でこんな事になったのか?

要約してみた。

 

先が心配、不安、準備しよ(1人でなんとかしようと事前にスケジュール調整)

本当にこれでいいのかな不安(でも、ちゃんとできないのも嫌)

慣れない、余裕のないスケジュールに疲れる(イライラ)

不測の事態(なんで私だけこんなしんどい思いせなあかんの?)

夫に暴言(なんで何にも決断してくれへんの?)

私の言い草に夫怒る。そして自分を省みる(←いまここ)

 

…私頑張ってる。それは胸張って言える。

 

でも…私が先に先に1人でやろうとするから、夫は何もしなくていいと思ってた?する必要ないと思ってた?

それに1人で疲れて、怒って、夫を怒らせて…

 

もう頑張らなくていいや!と思えれば楽になれるのに、自分の信じている道をはずれるのもすごい勇気がいる。まだまだできるはず!頑張らないと…って。

私はもっと初めから夫を頼ればよかったのかもしれない。心に溜めてうらやむ前に、「しんどい。無理かも。夫も考えて」と言えばケンカを売らずに済んだのかな。

早退したいと言えないのなら、もう初めから休んでしまえばよかったとすら思う(子供達の安全の方が大事)。

 

何が正解なのかはやっぱりわからない。

でも、これからは素直に夫を頼ろう。

それから、ちゃんと謝ろう。

そして、子供達と夫と楽しい夏休みを過ごそう。